ラベルをはがす

テーマ: 幸運の波に乗ってスイスイ幸せになる方法

2016
0928

テーマ: 幸運の波に乗ってスイスイ幸せになる方法|2016.09.28

ラベルをはがす



昔レッスンの中で、子ども達とお菓子などに使われる果物の香料の匂いを嗅いで名前を当てる実験をしたことがあります。
何も書いていない小瓶に入った香料の匂いを嗅いで果物の名前を当てるのですが、これが簡単そうで思いのほか当たらないのです。
嗅いでいるうちにみんな同じ様な匂いに感じられて、実際子ども達からも「同じにおい」という感想が多く聞かれました。

その後、「みかん」「いちご」「バナナ」「ぶどう」と、果物の名前のラベルを貼った香料をもう一度嗅いでもらうと
「あっ、いちごの匂いだ」「ぶどうのガムの匂いがする!」など、一気にわいわい果物の名前を言い出しました。

実はこの実験は「当てる」のが目的ではなく、嗅覚さえも「脳」の思い込みに左右される・・という実験でした。
一回目と二回目の香料は全く同じもので、違うのは「ラベル」を貼っているかどうかだけの差です。
にも関わらず一回目は「同じ様な匂い」に感じられたものが二回目には「特徴ある匂い」に感じられたのです。

これは「嗅覚」を使った実験の例ですが、他の五感もかなりの曖昧さがあり「脳」の指令によって左右されている部分が多いのです。
「心地よい」「心地よくない」
「うるさい」「耳障りの良い」
「美味しい」「不味い」
「綺麗」「汚い」

「見る・聞く・嗅ぐ・触る・食べる」などの五感で受ける情報は「脳」の思い込みや先入観によって、全く違うものになる可能性があります。

ちょっとイメージしてみて下さい。
~~~~~~~~~

あなたの目の前には、薄汚いぼろぼろの服を着て顔も汚れて背筋の曲がった男の人が立っています。
隣には高そうなスーツを着て背筋は伸び、穏やかな笑顔のいかにもお金持ちそうな男の人が立っています。
二人とも手にパンを持っていてあなたにくれると言っています。
ただし、あなたがもらえるのは一つだけです。
二人の持っているパンのうち、一つはほっぺたが落ちる程美味しいパンで、もう一つは一口食べたら気分が悪くなる程不味いパンです。
あなたはどちらの男の人が持っているパンをもらいますか?

~~~~~~~~~

これには正解はありません。

私はこれをイメージした時に、ぼろぼろの服の人のパンがどんなに美味しいとしても、実際その時になったらスーツの人からもらうかも・・
と思ってしまいました。
「高そうなスーツ」というラベル・「ぼろぼろの服」というラベルに「脳」が反応して判断を下してしまうかもしれないと思ったのです。

人がつける「ラベル」には色々な種類があります。
・肩書き
・お金
・身分
・学歴
・職業
・見た目
・関係
・役割
etc.

人生経験から物事を判断することが必要な場合が多々ありますし、それによって危険を回避出来ることもあります。
でも、時には「ラベル」に惑わされてが真実を見抜く目が曇ってしまい、誤った判断をしてしまうこともあるのです。

例えば、人をだます人というのはそれを見抜かれない様に感じのよい服装や対応に余念がありません。
相手はプロなのでこちらが表面的な材料で見抜くのが難しい場合も多々あるのです。

「ラベル」に惑わされる時は「左脳」ばかりが働いて「得しそう」「偉い人みたい」といった表面的な材料のみで判断した時です。
ちょっと怪しいと思った時は相手(または仕事や出来事)の「ラベル」を心の中ではがしましょう。

すると
「何だかわからないけど気が乗らない」
「条件はすごく良いのに、これについて考えると胃のあたりが痛む」
「感じはいいのに何となく好きになれない」
「とても良い話のはずなのに良いイメージが浮かばない」・・
といった深いところでキャッチした情報を手に入れることが出来ます。

この「なんだかわからないけど・・」という感覚こそ「真実」です。

私も、その時はどうしてそういう気持ちになるのかわからなくて不思議に思っていたことが
「あの時の感覚はこれを教えてくれていたんだ」と後から納得することが多々あり「なんだかわからない感覚」に何度も救われてきました。
でも、時には理屈で考えると全く「悪いところがない」様に思えて自分の「感覚」に従わず、後から痛い目にあったこともあります。

<「脳」は騙されるが「感覚」は騙せない>
これが、今までの経験上実感してきたことです。
「感覚」の教えてくれる情報に耳を傾けることを習慣にすることで、更に「感覚」は鋭くなっていきます。
「感覚」を磨くためにも人を判断する時には「ラベルをはがす」ことが大切です。

「左脳」では「ラベルあり」のその人を見て「感覚」では「ラベルなし」のその人を感じる。
これはビジネスパートナーを決めたり、この先深く付き合っていくかどうか(友・恋人など)を決める時にも役立ちます。
人だけではなく、勤める会社から読む本、入るレストランを決める時にも使えます。

・体が軽い
・想像するとうきうき・ワクワクする
・優しい気持ちになる
・良いイメージが浮かぶ
・疲れを感じない
・シンクロが起こる頻度が増す
など「ラベル」をはがした時にこれらのプラスの感覚や現象がある時が「GO」サインです!

「ラベルをはがす」ことを習慣化するメリットとして、人の意見だけではなく「自分の感覚で決めることが出来る様になる」というおまけもついてきます。

「人が良いと言っていたから」「うわさのお店だから」「有名でしょ?」など
「自分以外」を主体として物事を決めてしまわず、瞬時に沸き起こる感覚に敏感になって「自分で決める癖」をつけると格段に直観力が向上します。
「人」にとって良くても、最終的に大切なのは「あなたにとって良いかどうか」です。


「ラベルをはがす」ことで直観力を磨き、あなたが「幸せ」になれるものを的確に選んで下さいね♪

赤井理香(あかいりか)


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